みちばたの記録

ニュージーランド児童文学を愛する翻訳者のブログです

オークランド一人歩き

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オークランド博物館(Auckland Museum)に行きました。オークランドドメインという、広い広い緑の敷地の中にあります。ホストファミリーが車で送ってくれました。 ここは、前にも行ったことがあって、マオリに関する展示を楽しんだのですが、今回は、3階にある、戦争に関する展示をおもに見てきました。Auckland Museumは、Auckland War Memorial Museumとも呼ばれていて、3階ホールの壁には、第1次大戦と第2次大戦における戦没者の名前を記したものが飾られています。 日本の零戦が展示されていました。日本軍に関する展示物を見ていると、複雑な気持ちになりました。太平洋国家であるニュージーランドにとって、第2次大戦における最大の敵国は、日本だったのです。 博物館1階の小さなシアターで、マオリのショーを見ることもできました。
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私はマオリの女性の歌声が大好きなのです。一緒に歌えるように、マオリ語の歌を覚えたいと、何年も前から思っているのですが、なかなかおぼえられません。 さて、博物館を出て、オークランド中心街へ。歩くのはちょっとつらいので、バスを利用しました。Link Busという循環バスがあり、料金は一律1ドル60セント。 ウェリントンでもそうだったけど、バスに乗るのはエキサイティングです。 まず、博物館のスタッフの女性が、バス停の場所を教えてくれて(博物館からけっこう歩くのです)、どっちまわりのバスに乗ればいいのか、アドバイスしてくれました。とっても親切な人でした。 迷うことなく、バス停が見つかりました。何人かの人がバスを待っています。でも、ここに来るバスは、反対まわりかもしれないと思い、聞いてみることにしました。ベンチに座っていた女性に声をかけます。 「Excuse me?....」あれ?この人、なんだか見たことがあるような……。その女性も私の顔をじっと見つめています。ひょっとして…と思って、いってみました。 「私、あなたに会いませんでしたか?…きのう…飛行機で…」 するとその女性が、「ウェリントンから…」 そう、その女性とは、前日乗った飛行機で、席が隣り同士だったのです。すごい偶然。これぞ一人旅の醍醐味! 結局、私が乗りたかったバスは、反対まわりだから、通りの向こうのちょっと離れたところにあるバス停で待つべし、ということがわかりました。 バスは10分おきぐらいにあり、便利、便利。乗車して、運転手に料金を払い、レシートをもらいます。オークランドのLink Busでは、IC乗車券はないようでした。 このバスには、車内アナウンスがあるのです。これは画期的! 「The next stop is "Library"」という感じで、非常にわかりやすいのです。ただ、このとき乗ったバスでは、アナウンスは、あったりなかったりで、やっぱりよくわからなかった……。結局、運転手に教えてもらい、Myers Parkというところで降りました。目的地に無事に着くと、「よっしゃ!」という気持ちになります。
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Link Busの車内。都バスみたいな感じかな。シンボルカラーは緑色です。