みちばたの記録

ニュージーランド児童文学を愛する翻訳者のブログです

NZ紀行2012 長距離バスで移動編

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 ウェリントンB&Bでは、イギリス人ご夫妻と一緒に朝ご飯。こんなふうに外国からの旅人とふれあう旅にあこがれていたんですよね~。とても感じのよいご夫妻でした。でも、翻訳のことなどきかれて、説明するのに四苦八苦。朝から脳みそ全開で英会話です!

 バス停までは Jane さんが車で送ってくれました。ありがたや! ニュージーランド北島を南から北へまっすぐ縦断する1日です。車窓の風景と、休憩のときに撮った写真をご紹介します。

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 窓がきたなくてごめんなさい。遠くに見えるのはトンガリロ国立公園の3つの火山。トンガリロ山は最近、噴火しました。

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           ニュージーランド最大の湖、タウポ湖。

 90年代にワーキングホリデーで滞在していた頃の思い出の道ということもあり、飽きることなく車窓の景色を楽しんでいました。 しかし、日が暮れた頃から、だんだん不安になってきました。どうやらこのバスは大幅に遅れている。予定の19:50着は絶対に無理そう。でも特にアナウンスはありません。タウランガでは、作家のスーザン・ブロッカーさんが迎えてくれる予定なのですが、待っていてくれるだろうか……。お互いのことをほとんど知らないだけに、不安……。昼間だったらどうにでもなるけれど、夜に路頭に迷うのは避けたい。 しばらく1人静かにうろたえたあと、勇気を出して、スーザンさんの自宅に電話をかけました。バスの中で通話、しかも英語、しかも慣れないiPhone、私にとっては大きなチャレンジで、心臓バクバクでした。めでたく電話は通じて、遅れていることを伝えることはできました。でも、ちゃんとあいさつできなかった気がするし、拙い英語だったし、失礼はなかっただろうかと思うと、ちっとも落ち着けない……。

 バスはそのあとスムーズに走り、40分遅れで到着。スーザンさんとご主人が待っていてくれました。「パニクっていたので、電話では無礼でごめんなさい」というと、笑顔で「ノープロブレム」といってくれて、心からほっとしました。