みちばたの記録

ニュージーランド児童文学を愛する翻訳者のブログです

NZ紀行2014 クライストチャーチ編その4 ガヴィン・ビショップさん

 クライストチャーチ2日目の午後は、絵本作家のガヴィン・ビショップさんとお茶する約束をしていました。
CIMG2503.jpeg お庭がきれいな Orari B&B の玄関付近で待っていたら、予想していたのと反対方向から「ハロー」とご登場。写真で見たとおりの顔、ネットのラジオで聴いたとおりのダンディな声、キーウィ(NZ人)らしいフレンドリーさと明るさ。シャイな私なりに、すぐにうちとけました。この近くの高校で長年美術の先生をしていたビショップさんにとって、この辺は庭みたいなものだそうです。隠れ家的なカフェがあるからと、連れていってくれました。屋外席でリラックス。
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 作品のこと、何度もコラボしたジョイ・カウリーさんのこと、日本訪問の思い出など、いろいろ話してくれました。大学生だった1968年に、奥さまと一緒に大学の交換プログラムに参加して日本でホームステイをしたそうです。ユースホステルに泊まりながらあちこち旅行もしたとか。駅や街にも英語の表示などほぼなかった時代、すごいアドベンチャーだったよと話していました。長崎まで鉄道で行ったなんて、すごい!
 野間国際絵本原画コンクールで大賞を受賞して来日したときには、日本語スピーチ原稿を前日に添削してもらったら、あまりに完璧になっちゃって……と笑っていました。
 児童書関連の行事で世界各国も訪問しています。思った以上にインターナショナルに活躍している方なのだと認識を新たにしました。そして、初対面だったのが嘘のように、親しみを感じていました。
 カフェを出て、駐車場へ。愛車が修理中なので奥さまの車で来たとのこと。赤いホンダシティでした。かわいい! 長身のガヴィンさんが運転席に乗りこんで、ちょっとおどけた顔をして去っていく様子を見送り、笑顔はじける私なのでした。
 ガヴィン・ビショップさんの作品は、私のもうひとつのブログ「ニュージーランドの本」でいくつかご紹介しているので、ぜひご覧ください。
 クライストチャーチ編はもう少し続きます。