みちばたの記録

ニュージーランド児童文学を愛する翻訳者のブログです

自由な羊たち

 ジョイさんの家の敷地には、羊の牧場もありました。

画像

『帰ろう、シャドラック!』では、ハンナの家の敷地にも、広大な羊の牧場があります。 ハンナの両親、ソフィーとジョーは、ムール貝養殖業と、羊の牧場経営で暮らしを立てています。 ニュージーランドでは、家畜は放牧するのが一般的で、小屋で過ごすことは滅多にありません。 ハンナの家の羊たちも、広大な牧草地で思い思いに草を食んでいます。それに、牧草地の先に続く丘の斜面を登って、ずいぶん遠くまで歩きまわる羊たちもいます。自由ですよね。

 物語の冒頭で、ハンナとエリアナが丘を登ってクリークへ行く途中にも、数頭の羊に出会いますよね。 旅や冒険が好きな一頭の羊が、危険なところに足を踏み入れてしまい、岩の上に転落してしまった。それがハンニバル・メガサウルスなのかな?

 これは道路沿いの薮。第6章で、ハンナたちがトラックが来るのを待ってかくれていたのは、こんな場所だったんじゃないかな?

画像