みちばたの記録

ニュージーランド児童文学を愛する翻訳者のブログです

GECKO PRESS

 バスじゃなくてタクシーに乗って、ウェリントンにある小さな出版社GECKO PRESSを訪れました。2004年に、ジュリア・マーシャルさんという女性が立ち上げ、英語圏以外の国の絵本を英訳出版しているという、ニュージーランドでは珍しい出版社です。昨年からは、ニュージーランド人作家の作品も出版しています。

 このたび、ジョイさんの紹介で、ジュリアさんにお会いすることができました。 一人で出版社を立ち上げたバリバリのキャリアウーマン? 私の英語で話ができるだろうか?……という心配は無用でした。ジュリアさんは、明るくてフレンドリー! すごくやさしくていい人でした。 国は違っても、子どもの本が好きという気持ちを共有しているから、話をしていてとても楽しかったです。 日本の絵本を何冊かおみやげに持っていったのですが、私の一押しである、昔話の『かさじぞう』の絵本も気に入ってくれました。「クリスマスの話みたい」って。 私がいただいたのは、これ。

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 世界の国々の童謡やチャンツを集めた絵本です。日本のページは『たこたこあがれ』でした。私が歌うと、ジュリアさんは、ローマ字の歌詞を見ながら一緒に歌ってくれました。学ぶの早いです! 日本の絵本をたくさん出版してくれるといいなあ。そして私も、GECKO PRESSから出ているジョイさんの本の邦訳出版を、実現させたいです。

 GECKO PRESSのサイトはこちらです→http://www.geckopress.co.nz/