みちばたの記録

ニュージーランド児童文学を愛する翻訳者のブログです

NZ紀行2014 ホキティカ編その2

 南島西海岸のホキティカは、19世紀のゴールドラッシュで栄えましたが、今は人口も少なく静かな町です。そして、西海岸はとにかく雨の多い地域。私は90年代にバスで通ったことがあるのですが、訪れるのは初めてです。ホキティカに興味を持ったきっかけは、長編小説 The
Luminaries (ルミナリーズ)を読んだことでした。こんな作品です↓
 1866年、金鉱ラッシュに沸くニュージーランド西海岸の町ホキティカを舞台に、同日に起きた3つの出来事の謎を追いながら、さまざまな思いを抱えて新天地に渡ってきた人びとの人間模様を描いた大作。ブッカー賞受賞で世界的な話題になり、イギリスBBCでドラマ化された。
(私のもうひとつのブログ「ニュージーランドの本」から一部修正して引用。元記事はこちらです
 では、ホキティカ1日目の写真をご紹介します。
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 The Luminariesが平積みの本屋さん/町の中心にあるクロックタワーThe Luminariesに出てくるレベルストリート
 中心街を抜けると、いきなりタスマン海が広がっていました。雨が多い西海岸で、こんなにいいお天気でよいのでしょうか~!
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↓ホキティカ川がタスマン海に注ぎ込むところ。ゴールドラッシュの頃は、この浅瀬で船がたくさん座礁したとか。
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         河口で釣りをする人たち。→CIMG2768.jpeg
 ホワイトベイト(Whitebait)と呼ばれる小さな魚(シラスのような)の漁期がまもなく終わるので、みなさん躍起になっているとのことでした。ホキティカのホワイトベイトは特に有名で、イベントも行われていたようです。CIMG2739.jpeg
 タスマン海からホキティカ川に沿って歴史散歩。↓
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 町の博物館へ。CIMG2795.jpegほぼ貸切状態でゆっくり見ることができました。この地域の歴史とThe Luminariesに描かれた世界を学べるという、このときの私にドンピシャな内容の博物館。テンションあがりました。
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 博物館を堪能後、スーパーで晩ごはんを購入。CIMG2814.jpegレジの女の子がひとこと挨拶してくれたのですが、まったく聞きとれなくて5回ぐらい聞き返し、結局わからなかった……。いまだにおぼえているなさけない思い出です。
 海に沈む夕日を見たい気もしたのですが、無理せずモーテルに引き上げました。
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翌日の午前中もホキティカ散策です。