みちばたの記録

ニュージーランド児童文学を愛する翻訳者のブログです

Cats

 ジョイさんのお宅では、ネコを10匹ぐらい飼っていました。私は、そんなにたくさんのネコと一緒に過ごしたのは初めてでした。それぞれ性格がちがって、おもしろいのです。 人なつっこくて、すぐに近よってきては、私の足に体をすりよせるネコ。 えさを食べるとき以外は、決して近づかない用心深いネコ。 家の中ではよってこないのに、庭に出るとついてくるネコ。 それに、ピアノを弾くと、となりにすわって聴いているネコ。なんてかわいいのでしょう! ジョイさんが弾いても私が弾いても、ピアノのいすにちょこんと乗っかってくるのです。

 雨の日に、ジョイさんの家の外階段ですべって転んだときに、立ち上がって前を見たら、いちばん人なつっこいネコが、私のことを凝視していました。だれにも見られていないと思ったのに! ちなみに、私からジョイさんへのおみやげは、まねき猫でした。

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