みちばたの記録

ニュージーランド児童文学を愛する翻訳者のブログです

カロリ野生鳥類保護区

 カロリ野生鳥類保護区(Karori WIldlife Sanctuary)に行きました。ウェリントンという都会に森を再生させ、多くの野鳥を保護している広大な土地です。ウェリントン中心街からバスで10分ぐらいのところにあります。

 外国で、一人で路線バスに乗るのは大冒険。ウェリントンにはバス路線がたくさんあって、わけがわかりません。前日に、ジョイさんのご主人が、行き方と帰り方まで、丁寧に教えてくれましたが、それでも不安。行き先が終点なら楽なのですが、そんなに甘くはありません。シーズンオフの平日、しかも雨だったので、観光客はほとんどいなかったし、車内アナウンスなどないので、バスの運転手だけがたよりでした。 あんまりフレンドリーな運転手ではなかったけど、「ここで降りろ」と教えてくれて、帰りのバス停も指さして教えてくれました。サンキュ!

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 バスを降りると、いきなり原生林が広がっていました。感動!

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 お~、雨のフィヨルドランドみたい! 天気は雨で、手袋がほしくなるぐらい寒い日でした。

 1時間のガイドツアーに申し込んだのですが、参加者は私だけ。マンツーマンガイドでラッキー(?)。なんだかホビットを思わせるようなやさしそうなお兄さんガイドでしたが、彼の英語はちょっとわかりにくかったかな~。声もちっちゃかったし。 結局、雨のせいで、鳥はほとんど見ることができませんでした。見れたのは、ウとカモぐらいかな。あとは閑古鳥! まさにBird Sanctuary……。

 でも、滞在中、雨が降ったのはこの日だけ。こんなこともありますよね。文句をいってはいけません。雨の森は緑が映えて、きれいです。

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 ニュージーランドのシンボルの一つ、大型のシダ。これはシルバーファーンです。

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 こちらはブラックファーンだそうです。

 Karori WIldlife Sanctuaryでは、新しいビジターセンターを建設中でした。完成すれば、雨の日でも、もっと楽しめる施設になるでしょう。

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 帰りのバス停。来る時とは違う路線のバスが来ちゃったのですが、中心街には行くというので、ちょっとアセりながら乗車しました。どこで降りるのかよくわからなかったけど、たくさんの乗客が降りるところで降りて、地図を見ながらふらふらしていたら、ビーハイブ(国会議事堂)を発見。おかげさまで無事に帰ることができました。路線バスの旅はエキサイティング。支払いだけは、ICカード、スナッパーがあったので安心でした。